今年度も残すところ数日となりました。
桜も咲き始め、保育園の大庭には子どもたちが待ちに待った虫たちが姿をあらし始めました。
おみなえし組の年長も卒園を迎え、新しい世界へと足を踏み入れていきます。
小学校を楽しみにしている一方で
「勉強って何なのかな?」
「新しい友達はできるかな?」
「どんな先生なの?」
と、未知の世界への楽しみと不安があります。
しかし、保育園での生活で培った適応力や社会性など様々な体験と経験があります。
新しい世界を楽しんで過ごせる日も早いでしょう。
さて、これからは一学年上がる年中、年少。
まだまだ多くのことを体験し、自分の知識や力を蓄えています。
年長がやっていた役遊びにいれてもらい、お互いにコミュニケーションをしながら遊んでいます。
あるときはお客さんとして・・・
またあるときは店員として・・・
相手とどう会話をし、お互いを受け入れていくのか。
日々の生活やこうした遊びの中でも年長の子ども達から学んでいます。
年中と年少の子どものいざこざの中でも勿論話をしています。
まだ自分の気持ちが最優先なので中々解決へとたどり着けないときもあります。
こうしたとき、大人は丁寧に関わっていき、お互いの気持ちを整理したり解決への提案など
どうしたら前へと進めるのか、お互いが納得していけるのかを助けていきます。
いざこざの会話を聞いていると、事実と異なることやどうしても相手に伝わりきれないこともあります。
このときはお互いの話が一方通行となってしまい、疲れて休憩していましたが、
それからまた話をして、お互いを受け入れて解決していました。
自分の見ていることをそのまま伝える、そしてそれが誰にでもわかるように話していく。
大人でも苦労するようなことを子ども達は日々の生活の中で学んでいます。
この一年で大きく成長し、たくましく育ち、仲間として過ごしてきました。
年長の子どもは小学校へ。年中年少はなでしこ組から来る新しい年少と共に一年を過ごします。
来年度も成長する子ども達に負けないよう大人も保育者として育っていきたいと思います。