11月の終わりから年末年始をはさみ、ききょう組では電車ごっことバスごっこが連日行われていました。
環境認識のテーマが交通だったこともあり、国道6号線をまたいで南柏駅へ行って駅に発着する電車、バス、タクシーなどの乗り物や改札や券売機を見学してきました。
保育室に図鑑や地図など交通に関わるモノを用意してがありますが私たちの準備だけでなく、子どもが日常的に経験していることもたくさんあります。
おばあちゃんのお家に行くのに電車に乗った。遠いからハヤブサに乗った。
高速道路を使ったら信号がなくて止まらないで走れた。
バスは降りるときに降車ボタンを押すんだよ。
切符って何?ケータイでピッてすると乗れるんでしょ?
反対に不思議に思っていることも。
電車の運転手さんはどうやって帰るの?
新幹線は柏駅に止まらないの?
クラスのみんなが何かしらの経験をしていてたくさんの事柄を話してきます。
そのようなことが電車ごっこやバスごっこの中でも表れ、遊びながらお互いに新しく覚えたり深まったりします。
電車ごっこでは運転士、駅員(券売機係)、車掌、お客さんの役割が出てきます。
この期間の遊びをじっくり見ていると、運転士の仕事や車掌の仕事など、初めはただお客さんを乗せて走らせるだけだった事が、繰り返し遊ぶうちに切符を買い(又はケータイをかざして改札を通り)、時間が来ると発車し、行き先を告げ、安全確認をし、最後には車庫に戻り運転士は家に帰って休む、までになります。
3年間このクラスで生活しますので、運転士も去年はお客さんの役をしていました。今年の電車ごっこが子どもの経験となり、来年も再び電車ごっこが表れると思います。
毎日の生活の中で得たことを基に子どもたちの遊びが発展するということがよく現れた遊びでした。