一段と寒さを感じるようになりました。先週から保育園の庭には、 霜がおりはじめ芝生や落ち葉もうっすらと凍るようになり、今週は 氷が張るほど寒くなり、庭の水道も凍っていました。そんな寒い日の中、こどもたちは霜柱を見つけ踏みに走ります。思いっきり走って踏み潰す子、「サクッ」という音を感じながら踏む子、誰にも見つからないようにこっそりと踏んでにっこりしている子、掘り出してみようとする子。それぞれ個人で楽しんだ後は、「僕はこっちを探してくる」「入れ物は僕が用意するよ」「確かまだ庭のあそこにあると思うから見てくる」などと声を掛け合い仲間と協力しながら集めます。小さい子も一緒にくっついて行きます。仲間の一員です。集めた霜柱は、大きさ比べや量を比べたり、かき氷ご飯にして遊びは続いていきます。
子どもは体験だけではその概念を学ぶことは出来ません。体験や感情に言葉をつけることで体験を認識して自分の中に概念を積み重ねていくことができます。
冬の季節 まだまだ他にも体験することはたくさん出てきます。氷を作ってみること 吐く息が白いこと 庭の木の葉がほとんど落ちて木に葉っぱがないこと 月がきれいにみえること、遠くに見える富士山に雪が積もって真っ白に見えることなど、日々色々な気づきがあります。そのたくさんのことを子ども同士や大人に伝えたり、家でお父さんやお母さんに話すことで自分の中に入れていきます。これからまた春が来る前に今の冬の変化を 子どもたちと毎日過ごしていきたいと思います。