2歳児クラスになると様々な経験が出来るように、と年間で計画を立てます

2歳児クラスになる頃になると記憶をする、という力が育ってきています
昨日や前に見たときとは違う、という変化に気付く中で新しい発見をしたり、
見て、感じて体験したことを「これ、しってる!」と記憶したり、
その記憶から遊びの世界を広げたり、ということが少しずつ出始めます

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、五感を使って感じることで、
言葉と実際の物を結びつけるという経験をし、知識を広げることもできます

その中で、植物を育てる、ということは生長が早いこともあり変化が目に見えてわかりやすく、
子どもたちの経験としても様々なことを得られる物です

 

夏が始まる頃にキュウリの苗と朝顔の種まきをしました

「これ、なーに?」と興味津々で尋ねる子どもたち
「これはキュウリの葉っぱだよ」と教えるとじっと葉っぱを見つめています

このやりとりを数回繰り返すとここに植えてあるのはキュウリ、と子どもたちも覚えていきます

 

小さいジョーロで水やりをしながら葉の大きさの変化に気付いたり、
蔓が伸びていることに気付いて「はっぱ、おおきいね」と自分の手と比べたり

花が咲いたことを喜び、小さなキュウリの実に「きゅうり、もうたべられる?」「いつとれるの?」と毎日にらめっこ
収穫の喜びはひとしおです

収穫した物は保育者が子どもたちの目の前で包丁を使って切り、

塩もみをしたり、味噌を付けたり、ピクルスを作ったり、

様々な調理方法で食べました

 

その後、「きゅうりきってるの」と料理の遊びをしながら話す姿が見られました

見て、触って、味わって体験したことが遊びとして表れる

そういう経験をたくさん重ねていきたいと思っています