年度始めは、進級・入園したてで環境の変化に戸惑いや緊張を表していた子ども達も、今ではすっかりくず組での生活を受け入れ、暑い中でもたくましく遊んでいます。
今、くず組の子ども達がしている遊びを少しのぞいてみましょう。
積み木を積んでいます。倒さずに積むには、バランスを見て手先に集中をして、力加減も調節しないと出来ません。表情や指先からもとても集中しているのが伝わってきます。
チェーンを容器に入れています。容器といっても大きさや形、見た目など、どれも様々です。この時期の子ども達は沢山入れる、繰り返し行うということをよくやっていきますが、その物の持つ性質に合わせて、チェーンであればどうすれば上手く入るのかなど、身をもって感じ、体を物に合わせるということを学んでいきます。
バッグも子ども達にとっては、容れ物にもなります。そのために、様々な種類のものがあるということは、とても大きな意味を持つことが分かります。
子ども達は一人ひとりが自分のやりたいことをしている時間も多いですが、友達と一緒に、横に並んで、同じ空間で何かをしたいという姿も沢山見られるようになっています。
一見すると、先程のチェーンを入れている遊びにも似ていますが、お皿とスプーンを使い、隣同士で何やら話しながらかき混ぜていました。
大きい子だけでなく低月齢の子達も、何となく同じ空間にいたいという気持ちが芽生えています。3人で絵本を広げて少し狭そうにも見えますが、同じテーブルで見ることに意味があるのだなと感じます。
これらはくず組の遊びのほんの一部ですが、これだけ見ても、子ども達は遊びの中から様々なことを感じたり、経験したり、学んでいることが分かります。
そのことに一番近くで共感し、見守っていきたいと思います。