一段と寒さを感じる時期になりました。

子どもたちは一緒に遊ぶ中で、自分の気持ちを考え、葛藤したりしながら話をしています。

自分の気持ちと相手の気持ちをどう近づけているのでしょう?

 

ある日、こおり鬼の鬼決めをしました。

どの子がよいこ この子がよいこ・・・

鬼になった子の顔が強ばっていることに気がついた子どもたちは、話しかけて理由を知りました。

「1人で鬼は嫌なんだって。もう1人決めよう」

「いま、鬼やったから違う人がやって」

「やりたい人はいる?」

自分たちで話し合い、どうしていくのか決めていきます。

年少の子どもや仲間の気持ちに気がついて解決しています。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、年長の子どもも葛藤しています。

年少の子どもと使いたいものが一緒になってしまいました。

紙で作ったお金をわけるとき、使いたい気持ちと貸してあげるという気持ちで葛藤していました。

どう分けようか、同じ高さにする、見た目で分ける・・・

様々な方法で試しましたが、少しの差でも年少の子どもは納得しません。

年長の子どもが悩んでいると、一緒に遊んでいた子どもっが助けてくれました。

「こうやってさ、分ければいいんだよ」

1,2,1,2と2人に一枚ずつ分けながら同じ数にします。

「そうすればいいのか!」と2人とも納得していました。

 

 

 

 

 

 

 

自分の気持ちと相手の気持ちは違うときがあります。

子ども達は一緒に生活している大人や仲間たちと沢山の言葉をかわし、相手の気持ちを理解しようと自分が知っている言葉を伝えます。

毎日毎日・・・日々が積み重なっていきます。

仲間や大人の言葉に助けられながら相手の気持ちを受け止めています。